僕は今まで腕時計というものをあまり好き好んでつけてこなかった。理由は簡単。つけた時の拘束感があまり好きでなかったのと、職場の風土的にも業務中に携帯やPCを触っている頻度が高く、腕時計を使わずともいつでも時間を簡単に確認できる環境にあったためだ。
しかし、そんな自分が今変わった。たった一本の腕時計で。今日は僕の心を揺り動かした一本の腕時計をご紹介!
◎NAVA Designって?
今回ボクが購入した腕時計、"Ora Unica"を制作したのは、イタリアのデザインブランド"NAVA Design"だ。腕時計だけでなく、バッグやiPadケース、ノートやカレンダー等のステーショナリーグッズまで幅広くデザインを手がけるチームだ。イタリア本国では有名企業の広告を手がけたり、インダストリアルデザインのコンサルを行ったりとかなり幅広く展開している。日本での販売は、特定の商品単体をショップ側が独自に仕入れて少数販売しているケースも見受けられるが、一番大きく扱っているのは蔦屋書店だ。
◎Ora Unicaって?
今回僕が購入した腕時計Ora Unicaは極めてユニークなデザインをしている。写真をご覧いただければわかるように、まるで一本の紐だけが時計盤にあるようだ。この腕時計は、短い紐のほうが「時」を指し示し、長い紐のほうが「分」を指し示している。↑の写真で言えば、0時23分ごろを示しているわけだ。
そして誰もが思うことだろう。「これ、正確な時間わかりづらくない!?」
そう、この腕時計はあえてそれを狙った腕時計なのだ。公式の言葉をそのまま引用すると、「デザインコンセプトはミニマリズムとアイロニー。本来正確な時間を知るための道具である腕時計をあえて時間が読みにくいデザインにすることで逆に正確な時間を知ろうとするということへの皮肉が込められています。」とのこと。自分はこの強烈な見た目と腕時計が持つ世界観が気に入って購入を決めた。
◎使い心地
手元に届いてからすでに6日ほどが経とうとしているが、大満足だ。何よりも冒頭に書いたように今まで腕時計を積極的につけてこなかったこの僕が大いにハマっている。毎日ふとした瞬間に腕時計をちらっと見るのがたまらなく楽しいのだ。ベルトの革の部分もいい感じにフィットしてきていて、つけていて気持ちがいい。やはり「つけたくなる」感覚を想起してくれるかどうかは極めて大事だ。また、時刻も案外「ほぼ」正確に知ることができるので、腕時計としての実際の機能も僕の中では十分果たしてくれている。
今までお洒落な時計を探してきたこともあったが、イマイチ自分の琴線に触れることがなかった。しかしこれはドンピシャだった。打ち合わせ等で初対面の方が気づいてくれたりして会話のネタにもなるのでありがたかったりもする。時計は使い込んでナンボだともおもっているので、この一風変わったお洒落な腕時計を自分色にどのように染めていくか、今から楽しみだ。
なお、"Ora Unica"を制作したNAVA Designは、他にも以下のようなデザインの腕時計も制作している。気になる人はぜひ探してみてほしい。
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